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「2026年度グッドデザイン賞」受賞

2026.10.15

ピルツウエルネス合同会社(秋田県横手市)が運営する就労継続支援B型事業所「Re:Walks」における取り組み「地域産業と接続した就労支援設計|Re:Walks」が、このたび2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。Re:Walksは、就労支援を実践する主体として、地域産業にある仕事を細かな工程に分解し、作業の難易度や必要な支援量を可視化。利用者一人ひとりの特性や習熟度に応じて、「人を仕事に合わせる」のではなく、「仕事を人に合わせて再設計する」就労支援を実践しています。

その実践の中核を担うのが、しいたけ生産を行うPilz株式会社との連携です。Pilz株式会社が実際の生産現場と継続的な業務を提供し、Re:Walksが工程分解・作業評価・支援設計を通じて、多様な利用者が参加できる仕事へ再設計しています。これにより、Pilz株式会社にとっては人手不足への対応や生産体制の安定化、Re:Walksにとっては地域産業と接続した継続的な就労機会の創出につながっています。さらに、生産後に生じる廃菌床などを次の用途へつなぐ資源循環にも取り組み、「人・仕事・資源」が地域の中で循環するモデルを実践しています。

【グッドデザイン賞審査委員による評価コメント】

障害のある人に「できる仕事」を割り当てるのではなく、地域産業の仕事そのものを、多様な人が参加できるかたちへ再設計した点を高く評価した。椎茸生産の工程を細かく分解し、難易度や身体負荷、その日の状態などに応じて仕事を選択できる仕組みは、働くことの困難を個人の能力に帰するのではなく、環境や仕事の設計の問題として捉え直すものである。また、廃菌床の再利用を新たな仕事や商品へとつなげ、福祉を地域産業から切り離されたものではなく、生産や資源循環を担う一部として位置づけている点も興味深い。工賃向上という具体的な成果に加え、この方法を他地域へ展開し始めていることにも可能性を感じる。今後は、評価によって人を仕事に適合させるだけでなく、働く本人たちが仕事の設計や評価、改善にも関わることで、「地域をつくるパートナー」という理念がさらに実質的なものになることを期待したい。

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